nuna 「CUDL(カドル)」の抱っこ紐はマイナーだけど実用的!【エルゴベビーと比較】
- 2022.04.11
- ベビーグッズ
こんにちは。ヘフミュールです。
今回は抱っこ紐についてです。結論から言うと私は「nuna カドル」の抱っこ紐を購入しました。
しかし、抱っこ紐というと体感だと70%エルゴベビー、20%ベビービョルン、10%その他、みたいなシェア率であり、その他にカテゴライズされるnunaの抱っこ紐ももれなく情報が少ないです。
しかしながら、このnunaの抱っこ紐、定番のエルゴベビーとは異なった特色を持っていてなかなか実用的で大変満足したので、今回は圧倒的支持を誇るエルゴベビーと比較しながら、私がなぜこのnunaの抱っこ紐を選んだのかをご説明したいと思います。
比較表
本当はこの後の比較をすべて読んでほしいのですが、お忙しいあなたのためにまず最初に今回比較する2製品の主要なスペックの比較表を並べておきます。
nuna カドル | エルゴベビー OMNI 360クールエア | |
価格 | 27,280円(税込) | 33,900円(税込) |
対象年齢 | 新生児~36カ月 | 新生児~48カ月 (3.2kg~20kg) |
重量 | 1090g | 790g |
洗濯方法 | 手洗い推奨 | 洗濯機 |
対面抱き | ○ | ○ |
前向き | ○ | ○ |
おんぶ | ○ | ○ |
腰抱き | ○ | ○ |
スペックで言えることは以下の4点です。
- nunaの方が約6,000円安い
- エルゴベビーの方が対象年齢が12カ月(1歳)長い
- エルゴベビーの方が重量が300gほど軽い
- エルゴベビーの方が洗濯機で洗える
おや、これだけ読むとなんだかエルゴベビーの方が良さそうな気がしてきませんか?
ただ、そうは問屋が卸さないのが今回の比較を行っている理由、ひいては私がnunaを選んだ理由です。
なんだか興味がわいてきたあなた、どうぞ次章以降もお付き合いください・・・
【まえおき】nunaってどんなブランド?
本題に入る前にもう一つ。
恐らくエルゴベビーの方は一度は耳にしたことがあると思いますが、nunaってどんなブランドがご存じない方も多いかと思いますのでここでnunaについて説明させてください。
nunaはオランダのベビー用品ブランドです。日本ではKATOJI(カトージ)が正規代理店となっているのですが、その代わりアカチャンホンポなどで見かけることがほぼありません。
カトージの直営店は全国で12店舗しかないので(22/4/9現在)、その影響もありあまり認知度が無いような印象があります(ちなみにカトージはオンラインショップ↓でも購入できます)。
ただ世界的にはかなり知名度があるようで、例えば下記のアメリカの2021年ベストベビーカーをまとめた動画では、日本でも人気のバガブーやサイベックスと並んで複数製品がランクインしています。
私も単純な興味から海外ではどのブランドのベビー用品が人気なんだろう?とふと調べてみたところ、この動画以外にも複数の動画でnunaの名前を目にしたことから「あれ、nunaって実はいい製品あるんじゃね?」と思い、今回この抱っこ紐に行き着きました。
nuna vs エルゴベビー 5番勝負
さて、ようやく本題に入ります。今回は購入時に私の中で優先順位の高かった5つの項目に分けて比較してみました。冒頭で記載したスペックではエルゴベビーの方が良さそうでしたが、実際に着用してみるとスペックでは分からない感想が様々出てくるんですよね・・・ということでどうぞご覧ください。
脱着のしやすさ 【nunaの勝ち】
まず、私たちの最優先事項かつnunaの一番の特徴がこの脱着のしやすさです。
実は私たちはnunaに出会う前にアカチャンホンポでエルゴベビーとベビービョルンを先に試していました。その時の率直な感想が「抱っこ紐、着けるの面倒くさすぎない?」です。
ここで文章にしても伝わらないと思うので抱っこ紐未着用の方はベビー用品に行ってみることを強くお勧めしますが、初めてだと「これもはや紐じゃないよね。ネーミング間違えてない?」っていうくらい手間取ります(慣れの問題なのでしょうが)。
そんな中見つけたのがnunaです。nunaのポイントは、「マグネットでバックルを固定できるので着用が楽」という点です。下記の○が付いているところで、いわゆる赤ちゃんを抱っこした後に固定する部分ですね。
この箇所がほかの抱っこ紐だと、リュックのバックルのようにカチッとはめ込まないといけません。
赤ちゃんを抱えながら、しかも目視しづらい肩周りだとなかなか手間取るのですが、nunaはマグネットなので適当にガチャガチャとポイントっぽいところを近づけていれば、そのうちくっ付いて固定されます。
ちなみにマグネットなので何かの拍子で外れると赤ちゃんが大変なことになるのでは?と思いがちですが、外す場合はバックルの両側にあるボタンを押さないと外れないのでその点も安心できました。
また腰部分の固定についても、エルゴはバックルをはめ込む必要がありますがnunaの場合はマジックテープなので楽です。この点は次の比較ポイントのカギになってくるので詳細はスキップしますが、脱着に関しては総じてnunaの方が楽だなという感想を持ちました。
夫婦での兼用しやすさ 【nunaの勝ち】
これは多くの方に当てはまると思いますが抱っこ紐は恐らく夫婦で兼用すると思います。
当然、夫婦で体格がそれぞれ違いますが、それによって抱っこ紐もサイズ調整が都度必要になります。
nunaが良かったなと思ったのは、前述の通り腰の部分をベルトではなくマジックテープで固定するので、ベルトで調節するエルゴよりもサイズ調整がかなり簡単だったことです。
(ちなみにnunaも肩部分のサイズ調整はエルゴ同様ベルト調整が必要です。)
ベルト調整くらいそれほど手間ではないように思えますが、抱っこ紐ってとっさにサッと着けたい場合も多いようで(友人談)、そういう時に夫婦どちらが着けるかで都度ベルト調整するのも確かに小さなストレスになりそうだなと私は感じました(かといって1人1個買うほどでもないと思いますので)。
【23/4追記 実使用後の感想】
使用してみて思ったのは、マジックテープだと外す時にバリバリ!っと結構な音がするということです(笑)
なので、抱っこ紐で赤ちゃんを寝かしつける場合は一旦抱っこ紐から降ろしたあと、抱っこ紐の脱着は別の部屋で行うといった一工夫は必要だなと感じました。
個人的には音よりも夫婦で簡単にサイズ変更できる手軽さの方が有り難かったため、この点も強いて言えばのデメリットであまり気になってはいません。
洗濯のしやすさ 【エルゴベビーの勝ち】
洗濯については冒頭のスペック比較表に記載の通り、
nuna:手洗い推奨
エルゴ:洗濯機OK
ということだったのでエルゴに軍配が上がりました。nunaの方も店員さん曰く「ネットに入れてソフトモードで洗うなら洗濯機でも可」ということで完全NGではなさそうだったものの、あまり推奨しないような言いっぷりでしたので基本は手洗いと考えておいた方がいいと思います。
判断が難しいのは、抱っこ紐の洗濯頻度など購入前には想像もつかないことです。毎日の洋服のように使うたびに洗濯するのであれば洗濯機の使用可否はかなり重要な項目になります。
さらに難しいのは、口コミや友人談を聞いても洗濯頻度が人&時期によりそれぞれ違うということです。
そのため私たちも全く想像がつかなかったのですが、nunaもエルゴも汚れの付きやすい赤ちゃんの頭のサポート部分にはカバーが着けられるということだったので、頻繁に洗うのはカバーだけでさしあたりは間に合わせられるのかなと想像しました。
というか、少なくとも抱っこ紐の着用回数<洗濯回数になることは有り得なさそうなので、そう考えると脱着のしやすさの方を重視した方がいいのかなという結論になりました。
【23/4追記 実使用後の感想】
洗濯頻度ですが、幸い我が家は全体を洗うような汚れ方をすることは無かったので洗濯機でゴシゴシ洗えなくて困る!といったことは特になかったです。
もちろん赤ちゃんの口や手が触れる箇所が汚れることはありますが、ポイントを洗うだけなら手洗いで十分でした。
着け心地 【若干エルゴベビーの勝ち】
着け心地は正直どちらも不満なく良かったです。試着した感想では若干エルゴベビーの方がホールド感が良いような気がしたものの、nunaの方は試着時は少し緩めに着用していたのでその差だけなような気もします。
どちらも着用方法に違いはあれど腰の部分もサポート部分が太いので、腰が弱い方も問題なく使用できる印象がありました。
ちなみにベビービョルンは妻だけが試着したのですが、妻曰くベビービョルンよりはエルゴベビー&nunaの方が良かったということなので、エルゴとnunaが我が家の中では着け心地が良い製品という評価になっています。
コストパフォーマンス 【nunaの勝ち】
最後に値段ですが、これはスペック比較表にもあるように6,000円ほどnunaの方が安いです。
それに加えて、nunaの方は肩ベルトカバーと赤ちゃんの頭が当たる部分のカバー(下図でいうオーガニックコットン住鯛)が付属されています。
エルゴの方も別売りで購入できますし、値段も2,000円程度なのでそこまで大きな差でもないものの、最初から含まれていてこのお値段というのはなんだかお得な気がしました。
また、安い方を選んだのにはもう一つ理由があり、現時点でこの抱っこ紐をどれだけ使うか想像がつかなかったということもあります。というのも、エルゴもnunaも今回比較した製品はわりとしっかりした造りですが、実際に赤ちゃんが生まれるともう少し簡易であってもつけ外しが簡単なものが欲しくなるとか、そもそも思ったほど抱っこ紐を使わなかったという意見も聞きました。
例えば車に乗るときに義務化されているチャイルドシートとは異なり、抱っこ紐は最悪無くても何とかなります(少なくとも義務ではないという意味で)。
そもそもnunaの方が気に入るポイントが多かったのも事実ですが、我が家ではあまり使わなかったけど仕方ないかと割り切れるようにどちらも良かったのであれば安い方でよくない?という結論になったこともまた事実です。
価格に関してまとめると、nunaの方が安い上に価格差ほどの違いを感じなかったのでnunaに軍配が上がるという結果になりました。
【23/4追記 実使用後の感想】
この点は当初の見立てが間違っていなかったです。我が家では生後間も無くは抱っこ紐を使うことが多かったものの、月齢が進むにつれて徐々に頻度が減っていきました。
赤ちゃんの首も座ったあとはベビーカー移動がメインで、抱っこ紐を使うのは予防接種など、ベビーカーが広げづらいと予め分かっている場所に行く時くらいてす。
もちろん、生後3ヶ月くらいまでは大変重宝したので抱っこ紐自体は必要だったなと思っていますが、頻度的には数千円の差でも安い方のnunaにしたことは振り返ってみるといい判断だったと思っています。
【まとめ】私がnunaを選んだ理由&こんな人におすすめ!
さて、ここまで5つに分けてそれぞれの商品を比較しました。私がnunaを選んだ理由をまとめるとこうなります。
- マグネットで着用できる手軽さ ←最重要!
- マジックテープでサイズ調整が可能で夫婦での兼用がしやすい
- 値段が安い上に付属品も充実
そしてエルゴのようなしっかりとした抱っこ紐を求める方で「より着用しやすいもの」や「エルゴではなく人と被らないもの」を優先順位にしている場合、このnunaのカドルはおススメできる製品です。
nunaのカドルは以下からも購入できますので、もし求めている抱っこ紐の条件に近い場合は検討してみてはいかがでしょうか?
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