妊娠中期の妻に対して夫が出来ること4選【出産準備】
- 2022.08.19
- 育児
以前、妊娠初期の妻に対して出来ること、という記事を投稿しました。
私のように第一子の妊娠妻に対して何か一緒に頑張りたい気持ちはある、でも何をしたらいいのか分からない・・・そんな方に向けて、あくまで自分の体験談ではありますがやってみて良かったかな?と思うことをまとめた記事です。
さて、今回はその続きで「中期編」です。
妊娠初期を奥様と一緒に乗り越えて、夫の方も何となくこの生活リズムがつかめてきた、そんな時期だからこそ出来ることを厳選して4つ挙げてみました。
なお、ここでいう妊娠中期とは、妊娠5か月(妊娠17週)~7カ月(妊娠28週)を指しています。
妊娠中期はこんな時期
まず、妊娠中期とはいわゆる「安定期」と呼ばれる時期です。
医学的に安定期という言葉はないそうなのですが、ざっくりまとめると
- 多くの妊婦の方にとっては悪阻(つわり)が落ち着く時期
- そのため体調も比較的良い
- お腹も徐々に出てきてはいるが、妊娠期間の中では比較的歩き回っても疲れにくい時期
ということから安定期と呼ばれるのではないでしょうか?
職場でも安定期に入った時期に妊娠が周知されるパターンも多いので、安定期=一山超えたというイメージがついているような印象です。
ただ、夫にとってはここで気を緩めてはいけません。妻が元気そうだからと妊娠前のように出歩いていてはせっかく一緒に頑張ってきた初期の苦労が水の泡です。むしろ、妻の体調が良いこの時期に、妊娠後期に向けた準備を済ませておく大事な時期なのです。
といっても長い妊娠期間、常に緊張の糸を張っていてもお互い疲れますよね。なので、この時期にお互いに許容できる範囲をきっちり話したうえで、楽しめることは楽しむ、そんなことも大切なのかなと思います。
夫に出来ること4選
旅行や外食など一緒の時間を楽しむ
まず何といっても、この時期は長い妊娠期間の中で数少ない妻の体調が安定している時期です。
食事や旅行など、体調が良ければ少しアクティブになってもいいかもしれません。
ただ、個人的には「マタ旅」で遠出をすることはおススメしません。
たしかに体調は比較的良いとは言え、妊娠期間中に絶対はありません。
特に長距離移動になると身体にかかる負担も大きいですし、出先で万が一何かあった場合に駆け付けられる病院が見つからないかもしれません。
もし、その場所が出産後はしばらく行けない場所だからどうしても行きたいとか、そういったリスクを考慮したうえで何かあっても後悔しない!という決断ならいいですが、頭の片隅にでも不安がある場合は慎重になった方がいいです。特に今は妊婦の方にとってコロナも気になる時期ですし。
近距離旅行のススメ
では、どうするか。私がおすすめするのは近距離旅行です。
具体的には自宅から1時間程度で、もし何かあってもかかりつけの病院に戻れるような距離です。
この妊娠中期の小旅行は、我が家の場合マイカーが大変重宝しました。
車は良いですよ、という話は↓の記事をご覧いただくとして、車があればベストですが、そうでなければ近距離なら電車でも特に問題ないでしょう。普段だって通勤時は電車でしょうし。
私の場合都内に住んでいるので、1時間以内でも行ける場所はわりとありました。
私の考えるおススメの近距離旅行は別途記事にしようかなと思っていますが、最終的に我が家は都内高級ホテルに泊まることにしました。
ポイントがちょうど溜まっていたのもありますし、住んでいる地域のホテルに泊まることって意外にないので、とても貴重な機会になりました。しかも平日に1日休みを取って行ったので、いつもは人でごった返す都心でゆっくり街歩きしたり、平日だと満席のレストランを食べ歩きしたのは良い思い出になっています。
もし行き先に迷っている場合はホテルステイ、おススメです。
夫婦(特に夫)の行動範囲について話し合う
さて、妊娠期間は約10カ月です。この期間、妻は身重な体で、食事や移動など色々な面で制限が出てきます。
夫だって、いくら自分の体調には変化がないと言ってもその苦労は自分たちの子供のためにしてくれているのですから、妻が妊娠期間中に出来ないことはなるべく同じ立場になって、基本的には避けた方がいいと思います(これは初期編にも書きました)。
よく言われるのは飲食系だとお酒関連(家飲みはもちろん飲み会など)、海鮮(お寿司)、外出系だと旅行などですね。
ただ、同じ妊娠中でも妻の考え方や夫の我慢強さは個人差が大変大きいので、妊娠期間も中盤に差し掛かるこの時期に、妻にとって何が気にならなくて何は嫌なのかをしっかり話し合うことが大切だと思っています。
例えば我が家の場合、妻の妊娠発覚と同時に私も禁酒を始めました。もともと自分もアルコール大好き!って感じでもないのでそこまでストレスでもなかったのですが、やっぱり自分だけお酒を飲むのは気が引けたからです。
しかし、私の妻もお酒は月に1,2回お楽しみで飲むくらいだったこともあり、この妊娠中期くらいに話をしたところお酒を飲んでも特に気にしないと言われたのです。なのでそれ以降は、友人や親戚と集まるときなどは、たとえそこに妻がいてもお酒は遠慮しないで(もちろん酔いつぶれない程度に)飲むようにしました。
一方で、妻はお寿司やうなぎは好きなので、これらは妻のいる前では絶対に口にしないことを改めて決心しました。
このように、妻が妊娠中我慢していることを夫がすることについて、どこまで気にするかは夫婦の数だけそれぞれです。大切なのは、あらかじめ何をされたら妻が嫌なのかを理解しておくことで、妻に嫌な思いをさせない、そして夫も我慢しなくていいことはしない、という線引きを決めておくことです。
そしてもう一つ大切なのは、この話し合いで主導権を夫が持ってはいけないということです。あくまで妻の希望に沿う形で話し合うのが大切です。間違っても自分がお酒を飲みたいから認めてもらう方向に持っていくような真似はのはやめましょう。
育児グッズを見に行く
この時期にぜひやっておいた方がいいこととしては、育児グッズを実店舗に見に行くことです。
有名なのはアカチャンホンポ、ベビーザらス、西松屋あたりでしょうか。
なぜこの時期かというと、まずは妻の体調が安定しており外出できる気分にもなってくるという理由が一つ。
そしてもう一つは、特に里帰り出産などをする場合は、後期になると何かとバタバタし始めるので、ゆっくりお店に行く時間が無くなってくるからです。
ちなみに、育児グッズを見たからと言って必ずしも買う必要はないです。なんて言ったって今の時代はネットですぐにぽちりと注文できますし、そちらの方が安かったりポイントが付いたりもしますしね。
じゃあ何のために見に行くかというと、そうはいっても特に高額なもの、具体的には、ベビーカー、チャイルドシート、抱っこ紐、ベビーベッドあたりの数万円するものを慌ててネットで買うのはなかなか勇気がいります。しかも厄介なことに選択肢がやたら多い。
なので、比較的ゆとりのある妊娠中期にこれらのベビー用品を一回下見しておいて、おおよそのイメージを付けておくことで、いざ必要になったときにすぐにネットでポチれるように準備しておくのです。
で、何故これが夫の出来ることなのか?
これは若干偏見もありますが、男というのは車とか電車とか家電とか、何かとメカっぽいものが好きな人が多いです。ベビーグッズも特にベビーカーやチャイルドシートのような大型なものは、各メーカーの機能性やデザイン性に違いがあって結構男性向けだと思うのです。
以前私が記事にしたチャイルドシート比較は↓ですが、このように機能性を比較しながら気に入った1台を選んでいくというのは夫にとってやりがい&楽しみを感じませんか?
あとは、アカチャンホンポとか西松屋とか、妊娠中~生後しばらくは何かとお世話になります。また、例えばアカチャンホンポに会員登録をするとお得なクーポン(商品券のような冊子)をもらえるほか、チラシを送ってもらえるといった特典があります。
ですので、会員登録しつつ何が売っているのかをざっくりイメージしておくことで、いざ生後に必要なものを買いに行くときにスムーズになると思います。
子供が生まれた後の生活について考えてみる
最後は赤ちゃんを迎える準備についてです。私は別の記事で2LDK→1LDKに引っ越したと書きました。
これも妊娠中期に生後のイメージトレーニングをした結果導かれた結論です。
もちろん、既に子供が生まれることを想定して今のお住まいを決めたり、持ち家を購入している方は素晴らしいことですが、そうでない方についても、繰り返しになりますが夫婦ともに少し余裕のあるこの時期に、生後のイメージを固めておくことがスムーズな妊娠後期、そして出産に繋がると思います。
といっても、いくらネットで調べたり経験者の意見を聞いても、実際に生まれてみないと分からないことはたくさんあります。なので、この時期のイメトレはあくまでざっくりで大丈夫です(ざっくりイメージで引越しを決断するのもなかなか大胆かもしれませんが・・・)。
具体的に私がどんなことを考えたのか、いくつかご紹介します。
今住んでいる部屋は充分な広さがあるか?
赤ちゃんが生まれると、いくら赤ちゃんとは言え1人住人が増えます。それに、おむつだったりおもちゃだったり何かと荷物が増えることが何となくわかりますよね。また、ベビーベッドを使う場合はベッドを置ける広さも確保しないといけません。
今住んでいる家が2人で比較的余裕がある、もしくはそこまで不自由していなければ特に問題ないですが、2人の時点で多少の手狭さを感じているようであれば生後に3人で暮らすのは少し厳しいかもしません。
じゃあその広さってどれくらいなの?という点については参考までに、厚生労働省の以下のリンクから、最低限必要な居住面積が記載しています。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000012t0i-att/2r98520000012t75.pdf
これによると、3人家族(未就学児)がいる場合は、最低でも35㎡が必要ということになります。
正直35㎡というのはかなり狭い1LDKなので、3人で暮らすのはかなり厳しいように思いますが、文字通り最低なので35㎡あれば何とか暮らせなくもないという認識になるかと思います。
もちろん各家庭により家具のサイズや必要な荷物は異なるので、上記のような情報も調べつつ、今の家を見渡してみてここに赤ちゃんと一緒に暮らせるか?はイメージしておくといいかもしれません。
住環境は子育てに向いているか?
次は部屋の外の話です。きっと今現在住んでいるエリアが1人暮らし、もしくは結婚後に住み始めた場所だという場合、その理由は勤務地へのアクセスとか、外食出来るお店の多さなどの利便性を重要視された方が多いと思います。
一方で赤ちゃんが生まれた後の生活を想像すると、
- 保育園は近くにあるのか?そして入れそうか?
- (長期的に住む場合)小中学校は近くにあるのか?評判はいいのか?
- 近くに公園があるか?
- 何かあったときに頼れる小児科・総合病院があるか?
といった、これまでにない条件を追加で考える必要があります。何を重視するかはこれまた千差万別ですので、引き続き利便性を重視する方もいるでしょうし、そうではなくて落ち着いた生活を望む方もいるでしょう。
難しいのは、これらの条件も生まれてからでないと具体的にイメージしづらい一方で、例えば保育園の0歳児コースの入園を目指す場合などは生後すぐに動き出さないといけないケースもあります。
ですので、赤ちゃんが生まれてからの生活を事細かにシミュレーションするのは難しいにしても、先ほど記載したように赤ちゃん誕生後の生活で何を重視するのか?だけでもイメージしておくと、「今住んでいるエリアで問題なさそうだな」、とか、「DINKsだと便利だったけど子育てするには落ち着かないなあ」といった感覚は掴むことが出来ます。
そのうえで自分たちに合いそうなエリアをピックアップして、街歩きをしてみるのもなかなか楽しいものですよ。
まとめ
以上が妊娠中期に夫が出来ること4選になります。この4つに共通する大切なことは、妻との綿密なコミュニケーションを欠かさず、要望をくみ取ったうえで夫側がアクティブに動くということ、そして、この期間を存分に楽しむということです。
妊娠期間は長いです。もちろんお互いの配慮は大切ですが、その中でも今回取り上げた内容に限らず。少しでも楽しめる材料を見つけて同じ時間を共有することも夫の大切な役割ではないでしょうか。
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