0歳児の赤ちゃんと乗る飛行機完全ガイド【ANA国内線・子連れ旅】
- 2023.04.16
- 子連れ旅
こんにちは、ヘフミュールです。先日、初めて0歳児と飛行機で国内旅行しました。
私は旅行が趣味なのでこの手の準備は慣れている自負があったものの、子連れ旅行となると、あれ?ベビーカーって飛行機にどうやって乗せるの?とか分からないことが多々あったので、今後乗る方の参考になればと思い、備忘も兼ねてこの記事にてまとめたいと思います。
なお、私が普段乗るのはANAなので、航空会社のサービスに関わる情報は但し書きがない場合はANAの事だとご理解ください。
それ以外の準備に関する情報等はJALの場合も基本的には有用だと思います。
準備〜出発まで全てわかるように順にまとめてますので、既に航空券を手に入れた!と言った方などは、必要な箇所を目次で確認してスキップいただいても構いません。
準備編
航空券について
そもそも赤ちゃんの航空券は必要?
まず、1番最初の素朴な疑問。
Q.赤ちゃんって、航空券が必要なの?
A.2歳までは原則不要です(ただし、席を使う場合は必要)。下記のとおりANAのHPにも明記されています。
赤ちゃん(2歳以下)用の座席がいらない場合は無料です。これは新幹線やスポーツのチケット等も基本的に同じ考え方ですね。逆に言うと、2歳以下であっても個別に席が必要な場合は有料となります。
0歳だと腰すわり後は1人で座れるとは言え、1人で飛行機の座席に大人しくは座れないので、今回の記事の対象である0歳のお子さんで航空券が必要なケースはほぼ無いでしょう。
※国際線は0歳から料金が発生します。今回は国内線向けのため詳細割愛しますが、国際線を利用される方は必ず各航空会社のHPをご確認ください。
航空券の買い方
航空券の買い方は基本的には普段大人が旅行に行く時と同じですが、赤ちゃんは航空券は無料ですが、人数としてはカウントされますので、チケット購入時の人数選択では幼児に子供の人数を入力します。
※おすすめ座席等は今後別途記事でまとめる予定です。
補足:機内用ベビーベッドの予約(主に6ヶ月未満の赤ちゃん向け)
ANAでは国内線でも↓のような機内用ベビーベッドの貸し出しがあります(JALは国際線のみと聞いた記憶があります)。
注意点としては下記です。
- 数に限りがあるため予約時に事前連絡が必要
- 設置できる席に限りがある
特に設置できる席については予約時に対象席が確認できますが、↑の写真でもわかる通り前方が壁となっている席のみなので、飛行機の機種により若干異なるとはいえ、数席しかありません。この席は前方のスペースが広いことから好んで予約する方も少なくない席のため、かなり前もって予約しないと座席を確保できない可能性があります。
参考までに私が平日の羽田⇔地方便(平日)を予約した際は、2か月以上前に予約しましたが復路は該当席の空席がありませんでした。
また、ベビーベッド自体についても、10kgまでは使用可とのことですが、寝返りが始まる赤ちゃんにとっては窮屈かなと思ったので私は使用しませんでした。
あくまで個人的な意見ですが、家でも寝返りをしたり、動きが活発になってくる月齢(4カ月以降頃)だと不要なのかなと思います。
荷物について(ベビーカー含む)
続いて荷物について、預けられる荷物については国内線は下記リンクの通りです。
無料でお預かりする重さ・サイズ・個数(国内線)| ANA 公式HP
詳しくはこれからご説明しますが、結論から言うとベビーカーは無料で預けることが可能で、預けるにあたって事前準備・申請は不要です。ベビーカーについて詳細は下記リンクに記載があります。
私が準備する時点で気になっていた点をQ&A形式でまとめてみました。
Q.スーツケースと合わせて何個まで預けられる?
A. ANA公式HPによると、個数制限なしでトータルで100kg/1人あたり預けられます。大きめのスーツケースにたっぷり積んでも20kgは超えないので、ベビーカーを預ける場合も荷物量を気にする必要はないと思います。
Q.ベビーカーを預けるときにカバーは必要?
A. ANAの場合はポリ袋のようなカバーをかけてもらえるので特別に用意する必要はありませんが、自前のカバーを使用したい場合は、用意していってもいいかと思います。
Q.ベビーカー預けちゃったらその後どうやって移動したらいい?
A.空港内貸し出しベビーカーがあります。ANAの場合はスーパーでも見るようなカート式と折り畳み式ですね。
ただし、数に限りがあるので必ず確保したいと言う場合は、当日早めのチェックインがおすすめです。到着する空港で必要な場合は、チェックイン時にお願いすれば用意しておいていただけます。
なお、私は先日折り畳み式を借りることができました。ただ、普段と使い勝手の異なる使いベビーカーだと意外に使い方がわからなかったりしますよね。
折りたたみ式については下記記事で使用方法について記載しましたのでよければご覧ください。
Q.機内に持ち込みたい
A.機内持ち込みサイズまで折り畳めるベビーカーなら可能ですが、0歳はA型ベビーカーが主なので該当がないかも?サイベックスのリベルを持ち込んでいる人は見かけました。
預ける場所については後述しますが、スーツケースを預けるのと同様に手荷物カウンターで預ければ問題ないです。
駐車場について(羽田空港の場合)
詳細は別途記事にする予定ですが、空港直結の駐車場はP1~P5まであり、空き状況は以下の通りです。
- 事前予約は30日前より可能。ただし土日は特に争奪戦
- 予約枠はごく一部なので当日枠で駐車も可能
- 当日枠は、平日ならP1~P5のどこかは空いている
- 当日枠の土日はかなり混雑。早朝出ないと満車の可能性も
当日編
出発まで
出発までの準備は各自必要な荷物をまとめるだけなので特記することはないのですが、この章を独立させたのは、まず何より大切なのは時間に余裕を持って出発すること、ということを強調してお伝えするためです。
日常生活でも多くの方が体感されていると思いますが、赤ちゃん連れだと予定通りにいかないことだらけです。
ましてや、定刻で出発してしまう飛行機。ギリギリになると焦ります。
我が家は普段は早めに行動するタイプなのですが、先日の旅行は出発前の離乳食がいつもより時間がかかり、忘れ物に気づき引き返し、朝のフライトだったため通勤時間に巻き込まれ渋滞、とトラブルが続き、空港の保安検査を通過したのが締切2分前。
特に忘れ物について、赤ちゃん旅はとにかく持ち物が多いですので要注意ですが、国内旅行ならアカチャンホンポや西松屋、薬局くらいは全国どこでも大抵あるので、忘れたら現地調達!をくらいの心持ちでいることをおすすめします。
なお、旅行におすすめのベビーグッズは別途記事を作成予定です。
空港にて
チェックイン・荷物預け
まず空港に着いてやることはチェックインと荷物預けです。といっても、チェックインはオンラインチェックインが楽なので事前に済ませておきましょう。
出発の24時間前から公式HPやアプリの予約画面から可能です。なお、赤ちゃんの航空券も必要ですのでダウンロードをお忘れなく。予約時に同伴者に設定した大人のチェックインをすれば子供分のOQコードも発券されます。
続いて、荷物預けについて、羽田空港の場合は2歳以下の子供連れの場合、「お手伝いが必要なお客様専用カウンター」でスムーズに預けることが出来ます。下図の⑧、⑨(2階出発ロビー中央付近)、⑫(2階出発ロビー右側)が該当です。
羽田以外にも以下の空港は同様のカウンターがあるようですが、それ以外の地方空港は通常の手荷物カウンターしかないので、その場合は通常通り荷物を預けます。
- 新千歳空港
- 中部国際空港
- 伊丹空港
- 福岡空港
- 那覇空港
これらの空港のカウンター所在地も、羽田のマップと同じリンクより確認可能です。
保安検査
保安検査についても羽田の場合は、先程の専用カウンターの隣の専用ゲートからスムーズに通過出来ます。私が羽田を利用した際は全く並ばずにスムーズに利用できました。
この辺りの手続きのスムーズさは流石といった印象です。
空港でのオムツ替え・授乳について
空港のベビー休憩室について、羽田の場合は保安検査前後どちらにも授乳室・おむつ替え・調乳用のポットがしっかり揃っているので大丈夫です。
個人的には、保安検査通過後の方が後は乗るだけなので安心感がありますし、かつ搭乗する人しか利用しない(保安検査前は出発・到着・見送り様々な人が利用しますので)ので比較的すいている方ので、保安検査通過後まで待てるのであればそちらの方がおすすめです。
搭乗
搭乗の際も、2歳以下の子供連れはチケットに記載の搭乗順に関わらず優先して案内していただけますので、搭乗手続き開始のアナウンスが流れるまでには搭乗ゲートにいるようにした方がベターです。
特に子供を抱っこしながら手荷物を頭上に収納するのはなかなか大変なので、優先搭乗して周りが混雑する前に身の回りの準備が整えられるのはとてもありがたいです。
なお、ベビーカーを借りていた場合はこのタイミングで返却します。返却場所は特に決まっていないようでしたが、スタッフの方にお声がけすれば引き取っていただけるorどこに返却するか教えていただけるので特に心配しなくて大丈夫です。
出発後
ここまでくればあとは飛行機に乗るだけですが、もし夫婦2人+子供1人の場合は、子供は通路側or窓側の方が抱っこする方がいいかなと思います。あくまでマナーの範疇ですが、真ん中の席で抱っこすると、隣席の方と距離が近くなるので、お互いに気を遣うかなという点ですね。
あとは、CAさんは本当に子連れの対応にも慣れていらっしゃってプロフェッショナルなので、何かあれば頼ってしまって問題ないと思います。ミルク用のお湯なども用意していただけるようし、おむつ替えを急ぎで必要な時などもトイレまで案内してもらえます。
耳抜きについて
赤ちゃんの飛行機でよく言われるのが、大人と異なり自分で耳抜きして離着陸の気圧の変化に対応できないので、ミルクをあげることで耳抜きを促しましょうという点ですね。
ここは出来れば専門家の意見が載っているサイトを確認した方がいいと思いますが、あくまで私の体験とCAさんの経験によると以下のタイミングが良いかなという感想です。
- 離陸時=離陸直前
- 着陸時=シートベルト着用サイン後徐々に
離陸時の離陸直前というのは本当に直前です。具体的には、滑走路に飛行機がセットして、スピードを上げて離陸するあの瞬間です。
離陸の時は比較的一気に高度が上がるので、離陸の瞬間にミルクを飲むことで対策が出来たと感じています。
一方で着陸は徐々に高度を下げていくので、少しずつミルクを飲むのが良いとCAさんに教わりました。ただ、残量をピッタリ合わせるのはなかなか難しいので、普段のミルクの量より多めに用意した方がいいかもしれません。
前述のとおり機内でもお湯を入れていただけますし、搭乗ゲート内のベビー休憩室にも給湯ポッドがありますので、いずれかの方法で用意しておきましょう。
到着後
目的地の空港では、ベビーカー含む荷物の受け取りを忘れないようにしましょう。私の経験だと、ベビーカーはすぐに出てくることが多いので、早めに流していただける印象があります。
まとめ
以上がチケットの手配~搭乗までの流れになります。
飛行機は密室ですし、もし赤ちゃんがぐずった場合に新幹線と違いデッキ(車両のつなぎ目)に退避することも出来ないので、私も乗る前は結構緊張しましたが、これまで記載した通り子連れ客にも非常に有難いサービスが揃っていますので、むしろ大人だけで利用するときより快適に手続きが進んだ印象があります。
赤ちゃんが小さい時にも家庭の事情や旅行で飛行機に乗る必要がある方は今や少なくないと思うので、少しでも参考になれば幸いです。
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